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「ゴッサマー」 ゴッサマーというと馴染みが無いのですが、エンジェルヘアーというと、何人かは”ああ、あれね”という現象になるかなと思います。 なお、ゴッサーマーは、”晴れた秋の日などに空中を浮遊する蜘蛛の糸”と定義される事が多く、エンジェルヘアーとイコールかどうかは微妙です。 ちなみに、日本では東北地方で”雪迎え”とか”雪女房”と呼ばれていたようで、これが降雨中を浮遊すると、しばらくして雪の季節になるとしていたようです。 ただ、何と呼んでいたかは別にして、そうした自然現象としての蜘蛛の糸の空中浮遊は比較的知られていた現象で、そもそもは孵化した蜘蛛が風に乗って拡散していく現象と考えられています。 その意味で、比較的遭遇する頻度が高い自然現象なわけで、あえて驚くような話でもないと思うわけです。 しかしながら、江戸時代の奇談や珍談を集めた”梅翁随筆”の中に、寛永11年(1799)の10月14日に、大阪の淀川から四天王寺の方面へ、蜘蛛の巣のような、先が丸くかたまっているものが、あとからあとからひっきりなしに、ふわふわと上下しながら漂っていったという話があります。 この現象は、昼ぐらいから始まり、正午過ぎくらいに最盛期を迎えた後、八つ時(午後2時頃)には終息したそうで、翌日はほとんど見られなかったとも記されています。 その浮遊物質の内の幾つかが地面に落ちたそうで、そうしたものを一つ二つと手に取ってみると、糸がいくらか太いものの蜘蛛の巣と同じと思った人が多かったようです。 奇妙なことに、それを手のひらで揉むといずれも跡形もなく消えてしまったそうで、このあたりは普通の蜘蛛の巣とは異なる現象ではないかと。 最終的に梅翁随筆の筆者にも正体不明の謎の現象ということになったようで、こんな不思議なことがあったと記録したようです。 エンジェルヘアー現象に関しても、今のところ正体不明というか特定されていないようで、妖怪の一種であるケサランパサランと同じモノであるという説もあります。 種類は特定できないが、蜘蛛の糸ではないのかというのが、もっともな話ではあるのですが、希にこうした物質を保存している人がいて、なんらかの生き物ではないかと言う人が珍しくないようです。 というのも、この手の物質を偶然手に入れて、つぶれないように箱に入れてしまいこんでいたら、しばらくして開けてみると二つに増殖していたとか、跡形もなく消えていたという話があり、少なくとも無機物とは考えにくい話が多いかなと。 はたして、ゴッサマー、雪迎え、エンジェルヘアー、ケサランパサランといった(少なくとも)外見が類似している現象は同じモノを意味しているのかどうかという基本的なところが謎なわけですが、なんとなく外見は似ているけれど実は別物のような気がしないでもありません。 これらが全部同じモノだと言い切るには、そうしたものを目撃した人が混同するとは思えない規模で発生していることがあるのですが、だからといって違うモノだと言い切るには証拠が残っていないので検証のしようがありません。 正確には、残っている証拠の品は”家宝”になっている事が多く、科学の進歩よりも自分たちの幸せを祈るための御神体として崇めている人の方が多いようです。 オーパーツなどもそうですが、定説になっている歴史と辻褄が合わなかったり、現在の科学常識に反するような物証が、しばしば公的な機関の保管所などからでも姿を消すことは有名ですから、私蔵するのが悪いかどうかは微妙かなと。 時には、壁画のような大がかりなモノでさえ検証できないように化学的に(コツコツと忠実に)消されることさえあり、各分野の既存の権威で飯を食っている人達というのは案外と手段を選ばない事があるようです。 少なくとも、そうした物証の抹殺行為(いわゆる”なかったことにしよう”とか”みなかったことにしよう”とかいった態度をとり続けることを含めて)は、UFO騒動の後に登場するとされるMIB(Man in Black)よりは身近な話のようです。 ちなみに、MIBに関しては日本でも彼らの目撃談が一つのジャンルを奇談や怪異談の世界で形成しているのですが、なぜか黒いスーツを着た”外人”という話が多く、日本支部は無いのか?という素朴な疑問を持っています。 素朴な疑問としては、どこから宇宙人やUFOを目撃したとか撮影したという情報が漏れるのか?ヘタをすると地元の新聞記者より早く察知する話も多いだけに、どこまでが法螺なのかは微妙かなと。 ただ、あまりに広範囲に怪異現象が発生して、物証や目撃者が出てしまった場合、NBC兵器でも使って無かったことにしなければ追いつかないような気がしないでもありません。 日本人の場合は、常識では割り切れない現象に遭遇したときに、”見なかったことにしよう”と意図的に忘れてしまう人の方が多いですから ・・・ なにもせん方がええとか(笑)。 (2005/10/26) |