
行政書士開業マニュアル?
| 試験合格し、行政書士を目指す人へ私からのアドバイスです。 アドバイスと言っても、私の登録が平成13年11月中旬。 まだまだ、新人です。そこで、とても参考にはならないでしょうが、開業当初の私なりの感想を紹介します。 (平成14年1月23日手記) |
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| 開業を決心した段階で、もうアマではない! | ||
安易なネットの利用は避け、自分で確認できることは自分の目と耳で |
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| ●確認先がわかっているものを掲示板で質問しない | ||
| 登録費用などは、行政書士会に聞けば済む 行政書士の開業を本気で考えるなら、行政書士会の登録費用はいくらですか?という質問をネットではしないで下さい。 私は、こういう質問をこそ、どこに電話すればいいのか、はっきりしているのだから、なぜ自分で聞こうとしないのか疑問に思います。 開業の意思はなく、参考までになら、まだ話はわかりますが、本気で考えるのなら是非、ご自分で所属予定の行政書士会に聞いてください。 行政書士としての第一歩です。 安易に匿名の掲示板を利用するのではなく、自分の目と耳を基本にして欲しいです。 行政書士会への登録費用は、各行政書士会で異なります。15万円前後〜20万くらいと思ってください。 当然ですが、必要書類も全て教えてくれます。 提出書類に成年被後見人に登記されていないことの証明書などもあり、もしかしたら今までに見たことのない書類かもしれませんが、きっちり自分で説明を聞いて取り寄せて下さい。 行政書士は事実証明のプロです。ご自分のことですから、なおさら、ネットを頼らないで下さい。 登録完了と同時に準備しなければならないものとして、職印などもありますが、わからなければ、きちんと行政書士会に確認してください。 |
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| ●先輩行政書士も、ネット上ではなく、対面で合える人を | ||
| 自分で行政書士会へ行き、世話役(支部長など)を紹介してもらう 私は、行政書士受験を目指す人と行政書士開業を目指す人では、当然、後者の方には厳しい意見となります。 なぜなら、行政書士は個人オーナーであり、プロなのです。 この「独学行政書士」のような受験サイトや受験用のMLは、行政書士合格を目指す人にとっては、情報交換ができ、活用していくべきと思いますが(ネット中毒になっては、本末転倒です)、こと開業に関しては、ネットやMLの利用は最低限に抑えておくべきだと考えています。 受験の場合、特に独学では同じような状況の人とは、なかなか出会えません。 ところが、開業に関しては、どこへ行けば詳しい人に出会えるのかは、はっきりしています。 私は、登録が11月中旬でしたが、登録証や会員証ができる前に行政書士会に出向き、支部長を紹介してもらいました。 初めての業界です。右も左もわかりません。高校時代の後輩が行政書士をしており、彼に相談できたのも恵まれていたと思います。 多くの人がゼロからの出発です。 初めての出発が、ネット上の行政書士からと、実際に合える行政書士では、最初のスタートが全然違うと思います。 私の場合、実際に会員証が送られてきた段階では、既に数十名の行政書士と名刺交換を終えていました。 |
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| ●研修会を有効利用 | ||
| わずかな金額で実務を覚えるチャンス 私は、先に記述した通り、登録と同時に行政書士会の支部長に会いに行きました。(菓子折り持参) そこで、研修会のことを知ることができたのです。 既に始まっていたのですが、このように早めに現役行政書士と実際に接触したため、研修会への誘いを受け、相続・遺言、建設業許可、入管業務と3種類の研修を受けられることになりました。 各研修とも、主に春から夏にかけて入会した新人のための研修です。 9月末くらいからスタートしていて、各研修とも4回から5回で終了するというものでした。 最初の1〜2回を受講することができませんでしたが、登録して即座に行動を起こしていなかったら、次年度の秋の研修参加になっていたということです。 各研修とも費用は3,000円でした。 このような地域で行われる研修の情報は、ネットで全国の行政書士のやり取りを、ただ読んでいるだけでは、知ることができないことが、おわかりかと思います。 |
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| ●隣接職種に名刺を配る | ||
| 税理士・司法書士・土地家屋調査士などのネットワークつくり 私が登録前にしたことは、隣接職種への名刺配りでした。 同業者とは、なんらからの形で必然的に知り合えますが、隣接職種は自分で本当に動かなければ、なかなか知り合いにはなれません。 そこで、「今、行政書士登録をしています。正式に開業しましたら宜しくお願いします」こんな感じで、飛び込みも含めて行いました。これは、これからも日課として行うつもりです。 多くの自由業の方との対面は非常に、自分のためになります。これらの職種は、行政書士事務所を探すより簡単なことは、みなさんも、よくご存知でしょう。 ありがたい励ましの言葉も、いっぱいもらいました。人と合うことを恐れていては、自分にとってマイナスだと思います。 この結果、ある税理士から建設業の許可更新の仕事を、回してもらうこととなりました。 |
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私が用意したもの |
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事務所に経費はかけない。1年間の無収入を覚悟! |
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| ●自宅開業か、事務所を借りるか | ||
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| 収入ができるまでは、断然自宅。 私の事務所は、自宅ではありません。かといって借りているわけではありません。 実家の一室を借りていると状況です。 これは非常に恵まれました。もちろん、私の両親がずっと病気療養中で、実家には目の不自由な弟が一人住んでいるという状況で、自分が毎日、顔を出す環境がいいだとろうと考えた結果でもあります。 なかなか、収入がない段階では、事務所に経費はかけられないと思います。 行政書士法の改正により、事務所で業務に従事しなければならないという条文は撤廃されました。 これを受け、以前のように開業にあたっての事務所の用件は、厳しい審査がなくなったと私の所属する行政書士会に説明を受けました。 この点についても、ご自分の所属予定の行政書士会に確認してください。 よく地域で差があるとは聞きますが、法改正後も同様なのかは、実際に確認しないとわからないでしょう。
※開業4年目にワンルームマンションを借り、事務所を移転しました。
平成16年の試験に合格した社会保険労務士の資格を活かすべく、社会保険労務士登録をしました。 |
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| ●A3対応レーザープリンターは必須。コピー機は? | ||
| 必要最低限なもの 私が、開業に際し準備したものは、事務机やFAXなどの必需品はもちろんですが、是非、A3対応のレーザープリンタの購入をおすすめします。 インクジェットプリンタは、耐久性が悪く水に濡れると、すぐににじみます。 実務での書面作成には向きません。 もちろん、カラー印刷には必要不可欠ですが、提出書類にカラーのものは、ほとんどないでしょう。 何故、A3対応かは、建設業の許可申請書などはB4です。(改正によりA4となりました) (また、商業登記の申請がA版になったため、議事録等をA3で作成することが増えました。) ですから、A4対応のレーザープリンターでは、対応できません。 今は5万円前後から、ありますので検討してみてください。 机や椅子などは、アスクルという通販サイトを利用し購入しました。 問題はコピー機です。今、現在、私は購入もリース契約もしていません。 ※開業1年後、コピー機なしでは、とても仕事ができなくなり、ついに購入してしまいました。(汗)
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| ●家族のある人は、無収入に絶えられるか? | ||
| サラリーマン行政書士もいる 奥さんや、お子様のいる人は、開業にはより慎重になってください。決して、すぐに軌道には乗れないという覚悟が必要です。頭で、いくらわかっていても、現実はとても厳しいのです。 私も開業して1ヶ月ちょっとですが、この間1件あたり5万とか、1万とか、合計して10万にも満たない、それくらいの収入です。(平成14年1月23日手記) 報酬のない相談業務は多々ありますが(笑) お恥ずかしい話です。 が、これが現実なのです。1年間無収入で耐えられる貯金があるか?いざとなったらアルバイトをしてでも家族を養う気があるか、そこをもう一度、再確認して下さい。 私が知り合いになった司法書士は、3年間、ほとんど収入がなかったそうです。また、ある税理士は、税務署を退職して開業したものの、全く営業をせず、未だに1件の依頼がないと話されていました。 隣接職でも、こういう状況です。 しかし、別の司法書士は、例えアルバイトをしてでも開業という状態を続けるよう努力して下さいと助言を頂きました。自分がそうだったそうです。 開業したからといって、えらくなったわけではありません。生活基盤を確立できていないのが本当のとこです。 これらは生の話です。ネット上では確認できない、できたとしても相手の顔の見えない話に説得力はありません。 さらに、ネットのやりとりでは全くモチベーションは高まらないのです。 現在、職につかれている方は、即開業の他にもう一つの選択肢があります。 それが、サラリーマン行政書士です。 お勤め先の就業規則との兼ね合いもあり、誰でもOKというわけにはいかないでしょうが、私の所属する行政書士会は、会社員でもOKです。よく、会社を辞めなければ登録できないという話を聞きますが、現実には、可能でした。確かにサラリーマンが登録できないという法的根拠はありません。 これについても、所属行政書士会によく、確認して下さい。 私が参加した研修会でも、何人か昼間はサラリーマンで、勉強会や会合には出席して将来に備えている方がいました。 行政書士受験は、受験料を払えば、全国統一の問題が配布されます。 しかし、登録費用も払っても、何ら仕事は配布されません。 そして、行政書士という仕事は非常に地域に密着しています。 私が、ネットから距離をおくように勧めるのは、私たちの仕事は、ネット上ではなく、地域を拠点にして活動していくものだからです。 それぞれに、合ったやり方、方法の存在を、早く体験できるように頑張らねばならないのです。 最後に、行政書士は食えるのか? 私自身に言い聞かせている、コンテンツですね。(苦笑) ではでは。
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